”海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい。”放浪記』(1930年発刊)林 芙美子

 紫陽花をこの上なく愛した芙美子は、小学生から高等女学校卒業まで
尾道に居住していました。彼女が通った土堂小学校東隣の持光寺は「あじさい寺」と呼ばれるにふさわしく6月には綺麗な紫陽花が見頃です。

 百科事典によれば、紫陽花は日本が原産地で、最も古いものは青色のガクアジサイだそうです。花言葉は強い愛情、移り気な心、一家団欒家族のむすびつき……。

 家族の愛情に恵まれなかった芙美子はこの花を庭によく植えたといわれていますが、その鮮やかな花の色にいっそう彼女の孤独が浮き上がってくるようです。

                      記事:国吉真理子
                      写真提供:国吉真理子

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